展覧会情報
常設展示
日光山輪王寺宝物殿

開催中の展覧会

御用絵師の仕事

会期

9月25日(木)~11月25日(火)

展覧会概要

 御用絵師とは江戸時代に幕府や藩に抱えられた絵師をさします。御用絵師のなかでも、将軍へのお目見えがかなう、最も高い身分を奥絵師といい、狩野派がその地位を独占していました。奥絵師の仕事は将軍や藩主の肖像画、城郭殿舎の内部装飾、絵画の鑑定など多岐にわたります。なかでも将軍家の子女への絵画教育は大切な仕事でした。
 本展では、狩野探信 (守政)による雪舟筆三幅対の極書(鑑定書)や徳川家定公のお稽古画など、德川宗家に伝来する狩野派の絵画や狩野派の極書、狩野派の手本を参考に描いた宗家の人々の絵画を展示し、御用絵師の仕事をご紹介します。


出品リスト

  • 狩野安信筆 東方朔(林和靖)・竹鶴・松鶴図

    江戸時代前期 17世紀後半―18世紀前半

  • 狩野深信(守政) 雪舟三幅対の由緒書写       

    江戸時代前期 17世紀後半―18世紀前半

  • 雪舟三幅 常信極札 伊川添状

    正徳年間(1711-1716)

  • 蔓草の図 徳川家祥(家定)    

    江戸時代後期 19世紀

  • 蒔絵衝立(春・夏)(黒塗牡丹唐草葵浮線菊紋散蒔絵)(雛道具)

    江戸時代後期 19世紀

  • 蒔絵衝立(秋・冬)(黒塗牡丹唐草葵浮線菊紋散蒔絵)(雛道具)

    江戸時代後期 19世紀

次回の展覧会

徳川将軍家と古典

会期

2025(令和7)年11月27日(木)~2026年1月27日(火)

展覧会概要

 家康公は、源氏物語や伊勢物語の講釈を受け、それら古典文学の古本や名筆にも深い関心を寄せていました。古典文学の影響は、美術工芸・能・茶道・香道などの芸能へと広範囲に及び、公家や武家の子女にとっても教養を身につけるための重要な教材でもありました。
 本展では、『伊勢物語』を本歌とした定家の和歌を記した家康公自筆の短冊、德川宗家17代家正の妻・正子(なおこ)所用と伝わる「伊勢物語図屏風」など、德川将軍家に伝わる古典文学を題材とした作品をご紹介いたします。

出品リスト

  • 狩野伯寿筆「源氏物語絵巻」

    江戸時代後期(17世紀末-18世紀中頃) 

  • 伊勢物語図屏風

    江戸時代後期(19世紀)     

  • 徳川家康筆「つゐにゆく」

    江戸時代前期(17世紀)     

  • 徳川家宣筆「むめの花」

    江戸時代中期(18世紀初期)     

  • 徳川家綱筆「中納言兼輔像」(団扇歌仙)

    江戸時代中期(18世紀初期)

日光山輪王寺宝物殿の
ご案内

館料
大人 300円
小・中学生 100円
開館時間
8:00~17:00(4月~10月)
8:00~16:00(11月~3月)
※入館は閉館の30分前迄
※詳しくは館までお問い合わせください。
所在地
〒321-1494 栃木県日光市山内2300
TEL:0288-54-0531(代)
FAX:0288-54-0673(直)

JR日光駅・東武日光駅より、東武バス「中禅寺温泉」又は「湯本温泉」行きで、「神橋(しんきょう)」又は「西参道(にしさんどう)」下車5~10分

※観光シーズン中(4/11~11/23)は、東武日光駅より、「世界遺産めぐり循環バス」をご利用になるのが便利です。

過去の展覧会一覧

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