第6回「德川奨励賞」
受賞者は、下記の5名の研究者の方に決定しました。
1.受賞者(五十音順)
氏名 栗原健一
所属 立正大学大学院
研究テーマ 『日本近世備荒貯蓄の研究』
氏名 小酒井大悟
所属 一橋大学大学院
研究テーマ 『近世の村落・地域社会における土豪の存在形態』
氏名 小松賢司
所属 学習院大学大学院
研究テーマ 『近世の豪農と土地制度』
氏名 村 和明
所属 東京大学大学院
研究テーマ 『近世朝廷と上皇』
氏名 山本英貴
所属 中央大学大学院
研究テーマ 『江戸幕府大目付の研究』
2.選考過程
平成20年12月2日に開催された選考委員会において、上記5名を第6回「德川奨励賞」受賞者に決定しました。
第6回「德川奨励賞」 選考要領
対象年度:平成21年4月~平成22年3月
- 德川奨励賞は、日本近世史およびその関連研究に携わる若手の研究者に奨励金を授与し、その研究を援助することを目的とする。
- 対象者は、大学院に進学し課程博士取得をめざす者(修士・博士課程在籍者又は博士課程修了後3年以内)とする。但し、現在日本学術振興特別研究員の者は対象外とする。
- 選考は修士・博士課程のある大学の指導教授の推薦をもとに、対象者の既発表論文、研究対象ならびに博士論文計画書などを勘案し、当財団内の選考委員会が決定する。
- 同委員会は平成19年10月末迄に指導教授の推薦を受けた者のなかから平成19年12月末迄に対象者を決定し、平成20年3月に奨励金(50万円)を交付する。
- 同賞受賞者は、対象年度終了後、当該年度内に行った研究内容の報告書を所定の用紙にて年度末迄に必ず当財団に提出する。なお、研究成果については、論文は抜刷を博士論文は要旨と目次(章、節)を、必ず同財団に提出する。
- 同賞は原則として単年度とする。特別な理由があると認められる場合、2年間継続して対象とすることを妨げないが、2年を限度とする。
- 研究成果が卓越したもので、広く発表されることにより日本近世史研究に大きな貢献が予見されると認められた時は、当該研究成果の刊行に対し、別枠で一定の援助をおこなうことも有り得る。
- 同賞は原則として各年度5件の研究を対象とする。
- 選考委員
選考委員長 速水 融 慶應義塾大学名誉教授
選考委員 小林 忠 学習院大学文学部教授
選考委員 高埜 利彦 学習院大学文学部教授
選考委員 竹内 誠 江戸東京博物館館長
選考委員 松尾 正人 中央大学文学部教授・文学部長