第5回「德川奨励賞」
受賞者は、下記の5名の研究者の方に決定しました。
1.受賞者(五十音順)
氏名 片山正彦
所属 仏教大学大学院
研究テーマ 『豊臣政権の東国政策と「惣無事」―織豊期政治史の再検討』
氏名 木村 涼
所属 法政大学大学院
研究テーマ 『七代目市川団十郎の史的研究』
氏名 小関悠一郎
所属 一橋大学大学院
研究テーマ 『藩政改革論・近世政治思想史』
氏名 水谷友紀
所属 京都府立大学大学院
研究テーマ 『近世奈良町社会構造の研究』
氏名 梁 益模
所属 東京外国語大学大学院
研究テーマ 『江戸時代における将軍権威と大名』
2.選考過程
財団内に選考委員会を設け、修士・博士課程のある大学院の指導教授の推薦による10名の研究者を対象に選考を行いました。
平成19年12月4日に開催された選考委員会において、上記5名を第5回「德川奨励賞」受賞者に決定しました。
第5回「德川奨励賞」 選考要領
対象年度:平成20年4月~平成21年3月
- 德川奨励賞は、日本近世史およびその関連研究に携わる若手の研究者に奨励金を授与し、その研究を援助することを目的とする。
- 対象者は、大学院に進学し課程博士取得をめざす者(修士・博士課程在籍者又は博士課程修了後3年以内)とする。但し、現在日本学術振興特別研究員の者は対象外とする。
- 選考は修士・博士課程のある大学の指導教授の推薦をもとに、対象者の既発表論文、研究対象ならびに博士論文計画書などを勘案し、当財団内の選考委員会が決定する。
- 同委員会は平成19年10月末迄に指導教授の推薦を受けた者のなかから平成19年12月末迄に対象者を決定し、平成20年3月に奨励金(50万円)を交付する。
- 同賞受賞者は、対象年度終了後、当該年度内に行った研究内容の報告書を所定の用紙にて年度末迄に必ず当財団に提出する。なお、研究成果については、論文は抜刷を博士論文は要旨と目次(章、節)を、必ず同財団に提出する。
- 同賞は原則として単年度とする。特別な理由があると認められる場合、2年間継続して対象とすることを妨げないが、2年を限度とする。
- 研究成果が卓越したもので、広く発表されることにより日本近世史研究に大きな貢献が予見されると認められた時は、当該研究成果の刊行に対し、別枠で一定の援助をおこなうことも有り得る。
- 同賞は原則として各年度5件の研究を対象とする。
- 選考委員
選考委員長 速水 融 慶應義塾大学名誉教授
選考委員 小林 忠 学習院大学文学部教授
選考委員 高埜 利彦 学習院大学文学部教授
選考委員 竹内 誠 江戸東京博物館館長
選考委員 松尾 正人 中央大学文学部教授・文学部長