第1回「德川奨励賞」
受賞者は、下記の5名の研究者の方に決定しました。
1.受賞者(五十音順)
氏名 内野豊大 中央大学大学院
研究テーマ 『津山松平家の総合的研究』
氏名 加藤弓枝 名古屋大学大学院
研究テーマ 『近世伊勢御師の学芸史的研究』
氏名 坂本達彦 國學院大學大学院
研究テーマ 『改革組合制の研究』
氏名 高山慶子 お茶の水女子大学大学院
研究テーマ 『近世都市江戸の拡大による深川地域の歴史的変化に関する研究』
氏名 西村慎太郎 学習院大学大学院
研究テーマ 『近世朝廷・地下官人の研究』
2.選考過程
財団内に選考委員会を設け、修士・博士課程のある大学院の指導教授の推薦による11名の研究者を対象に選考を行いました。
平成15年11月27日に開催された選考委員会において、上記5名を第1回「德川奨励賞」受賞者に決定しました。
第1回「德川奨励賞」 選考要領
対象年度:平成16年4月~平成17年3月
- 德川奨励賞は、日本近世史およびその関連研究に携わる若手の研究者に奨励金を授与し、その研究を援助することを目的とする。
- 対象者は大学院に進学し、課程博士取得をめざす者(修士・博士課程在籍者又は博士課程指導修了後3年以内)を中心とする。
- 選考は修士・博士課程のある大学の指導教授の推薦をもとに、対象者の既発表論文、研究対象などを勘案し、德川記念財団内の選考委員会が決定する。
- 選考は平成15年10月末迄に指導教授の推薦を受け、平成15年12月末迄に決定して対象者に通知し、平成16年3月に奨励金(50万円)を交付する。
- 奨励金受領者は、対象年度終了後、当該年度内に行った研究内容の報告を德川記念財団に提出する。
- 同奨励金は原則として単年度とする。特別な理由があると認められる場合、2年間継続して対象とすることを妨げないが、2年を限度とする。
- 研究成果が卓越したもので、広く発表されることにより日本近世史研究に大きな貢献が予見されると認められた時は、当該研究成果の刊行に対し、別枠で一定の援助をおこなうことも有り得る。
- 德川奨励金は原則として各年度5件の研究を対象とする。
- 対象者は日本およびアジアの研究者とする。
- 選考委員
選考委員長 速水 融 麗澤大学国際経済学部教授
選考委員 小林 忠 学習院大学文学部教授
高埜 利彦 学習院大学文学部教授
竹内 誠 江戸東京博物館館長
松尾 正人 中央大学文学部教授・文学部長