第12回「德川賞」
第12回の「德川賞」は下記の著作を受賞作とすることに決定し、平成26年11月3日(祝)東海大学校友会館にて授与式を行います。
『日本近世の行政と地域社会』
著者: 吉村 豊雄
発行: 校倉書房
選考過程
平成26年7月に第1回選考委員会を開催し、対象期間である平成24年に刊行された日本近世に関する著書より21点を選定し、次の9点を第二次候補に絞り、9月25日の第2回選考委員会に於いて議論を尽した結果、上記「德川賞」を選定いたしました。
書名:『近世日本の統治と改革』
著者:大石 学
出版社:吉川弘文館
書名:『近世日本の訴訟と法』
著者:大平 祐一
出版社:創文社
書名:『萩藩財政史の研究』
著者:田中 誠二
出版社:塙書房
書名:『日本近世の行政と地域社会』
著者:吉村 豊雄
出版社:校倉書房
書名:『近世の朝廷制度と朝幕関係』
著者:村 和明
出版社:東大出版会
書名:『東アジアのなかの琉球と薩摩藩』
著者:紙屋 敦之
出版社:校倉書房
書名:『近世関東の水運と商品取引』
著者:丹治 健蔵
出版社:岩田書院
書名:『日欧美術交流史論』
著者:岡 泰正
出版社:中央公論美術出版
書名:『論集 代官頭大久保長安の研究』
著者:村上 直
出版社:揺籃社
第12回「德川賞」 選考要領
1.選考対象
- 平成25年1月1日より同年12月31日までに日本語にて刊行された、日本近世に関するすぐれた研究著書
- 日本近世の範囲は德川時代を中心に、織・豊時代および明治初期を含むものとする
- 日本近世における政治・経済・行政・外交・生活・文化・思想・芸術・宗教・教育・建築・医学・言語等全分野および周辺分野、またはこれ等多くの分野を横断した総合的な領域についての実証的かつ顕著な研究成果の著書
- 編纂書・注釈書・辞書・調査報告書等は含まない
2.選考委員(敬称略)
委員長 竹内 誠
東京都江戸東京博物館館長・東京学芸大学名誉教授
小林 忠
学習院大学名誉教授・岡田美術館館長・國華社主幹
高埜利彦
学習院大学文学部教授・日本学術会議会員
田代和生
慶應義塾大学名誉教授
松尾正人
中央大学文学部教授
3.表彰
賞状ならびに副賞100万円