第11回「德川賞」
第11回の「德川賞」は下記の著作を受賞作とすることに決定し、平成25年11月3日（祝）東海大学校友会館にて授与式を行いました。
『織豊期の国家と秩序』
『豊臣政権の法と朝鮮出兵』
著者： 三鬼 清一郎
発行： 青史出版
なお、本年度は「德川賞」に加えて「德川記念財団 特別功労賞」として次の著作が選定されました。
『修験道の地域的展開』
著者： 宮家 準
発行： 春秋社
選考過程
平成25年7月に第1回選考委員会を開催し、対象期間である平成24年に刊行された日本近世に関する著書より23点を選定し、次の9点を第二次候補に絞り、9月19日の第2回選考委員会に於いて議論を尽した結果、上記「德川賞」と「特別功労賞」を選定いたしました。
書名：『織豊期の国家と秩序』『豊臣政権の法と朝鮮出兵』
著者：三鬼 清一郎
出版社：青史出版
書名：『修験道の地域的展開』
著者：宮家 準
出版社：春秋社
書名：『近世質地請戻し慣行の研究』
著者：白川部 達夫
出版社：塙書房
書名：『近世幕府農政史の研究』
著者：本城 正徳
出版社：阪大出版会
書名：『近世米市場の形成と展開』
著者：高槻 泰郎
出版社：名大出版会
書名：『上方歌舞伎と浮世絵』
著者：北川 博子
出版社：清文堂出版
書名：『勝川春章と天明期の浮世絵美人画』
著者：内藤 正人
出版社：東大出版会
書名：『俵屋宗達』
著者：玉蟲 敏子
出版社：東大出版会
書名：『小堀遠江守正一発給文書の研究』
著者：藤田 恒春
出版社：東京堂出版
第11回「德川賞」 選考要領
1.選考対象
- 平成24年1月1日より同年12月31日までに日本語にて刊行された、日本近世に関するすぐれた研究著書
- 日本近世の範囲は德川時代を中心に、織・豊時代および明治初期を含むものとする
- 日本近世における政治・経済・行政・外交・生活・文化・思想・芸術・宗教・教育・建築・医学・言語等全分野および周辺分野、またはこれ等多くの分野を横断した総合的な領域についての実証的かつ顕著な研究成果の著書
- 編纂書・注釈書・辞書・調査報告書等は含まない
2.選考委員（敬称略）
委員長 竹内 誠
東京都江戸東京博物館館長・東京学芸大学名誉教授
小林 忠
学習院大学名誉教授・岡田美術館館長・國華社主幹
高埜利彦
学習院大学文学部教授・日本学術会議会員
田代和生
慶應義塾大学名誉教授
松尾正人
中央大学文学部教授
3.表彰
賞状ならびに副賞100万円
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