第2回「德川賞」
第2回「德川賞」については、下記の著作を受賞作とすることに決定し、平成16年11月3日(祝)霞会館にて授与式を行いました。
1.受賞著作
2.選考過程
平成16年7月に第1回選考委員会を開催し、対象期間である平成15年に刊行された日本近世に関する著書より28点を第一次候補に選定し、9月の第2回選考委員会に於いて次の6点を最終候補に絞り、議論を尽した結果、全員一致で上記著作を第2回「德川賞」受賞作とすることに決定しました。
『奥羽仕置と豊臣政権』
著者: 小林 清治
発行: 吉川弘文館
「江戸幕府御用金の研究」
著者: 賀川 隆行
発行: 法政大出版局
『奥羽仕置の構造』
著者: 小林 清治
発行: 吉川弘文館
『大坂両替商の金融と社会』
著者: 中川 すがね
発行: 清文堂
『近世大名家臣団の社会構造』
著者: 磯田 道史
発行: 東京大学出版会
『近世日本社会と儒学』
著者: 黒住 真
発行: ぺりかん社
『本草学と洋学』
著者: 遠藤 正治
発行: 思文閣出版
第2回「德川賞」 選考要領
1.選考対象
- 平成15年1月1日より同年12月31日までに日本語にて刊行された、日本近世に関するすぐれた研究著書
- 日本近世の範囲は德川時代を中心に、織・豊時代および明治初期を含むものとする
- 日本近世における政治・経済・行政・外交・生活・文化・思想・芸術・宗教・教育・建築・医学・言語等全分野および周辺分野、またはこれ等多くの分野を横断した総合的な領域についての実証的かつ顕著な研究成果の著書
- 編纂書・注釈書・辞書・調査報告書等は含まない
2.選考委員(敬称略)
委員長 速水 融
文化功労者・日本学士院会員・麗澤大学教授
小林 忠
学習院大学教授
高埜利彦
学習院大学教授
竹内 誠
江戸東京博物館館長
松尾正人
日本学術会議会員・中央大学文学部長
3.表彰
賞状ならびに副賞100万円