第18回「徳川奨励賞」

表彰活動

第18回「徳川奨励賞」

受賞者は、下記の4名の研究者の方に決定しました。

1.受賞者(五十音順)

氏名   所属   研究テーマ
青野 誠   一橋大学大学院   『幕末維新期における民衆の主体形成論の再考』
越坂 裕太   九州大学大学院   『近世大名による献上行為の儀礼化に関する研究』
寺内 由佳   お茶の水女子大学大学院   『近世の衣料品流通と商人 ―地方都市宇都宮を中心に―』
松浦 智博   京都府立大学大学院   『近世宿駅社会論 ―近江国柏原宿を中心に―』

2.選考過程

令和2年12月7日に開催された選考委員会において、上記4名を第18回「徳川奨励賞」受賞者に決定しました。

第18回「徳川奨励賞」 選考要領

対象年度:2021年4月~2022年3月

(1)徳川奨励賞は、日本近世史およびその関連研究に携わる若手の研究者に奨励金を授与し、その研究を援助することを目的とする。

(2)対象者は大学院に進学し、課程博士取得をめざす者(修士・博士課程在籍者又は博士課程修了後3年以内)とする。但し、現在日本学術振興特別研究員の者は対象外とする。

(3)選考は修士・博士課程のある大学の指導教授の推薦をもとに、対象者の既発表論文、研究対象ならびに博士論文計画書などを勘案し、当財団内の選考委員会が決定する。

(4)同委員会は2020年10月末迄に指導教授の推薦を受けた者のなかから2020年12月末迄に対象者を決定し、2021年3月に奨励金(50万円)を交付する。

(5)同賞受賞者は、対象年度終了後、当該年度内に行った研究内容の報告書を財団所定の用紙にて2022年6月末迄に必ず提出する。なお、研究成果については、論文は抜刷を博士論文は要旨と目次(章、節)を、必ず当財団に提出する。

(6)同賞は原則として単年度とする。特別な理由があると認められる場合、2年間継続して対象とすることを妨げないが、2年を限度とする。

(7)研究成果が卓越したもので、広く発表されることにより日本近世史研究に大きな貢献が予見されると認められた時は、当該研究成果の刊行に対し、別枠で一定の援助をおこなうことも有り得る。

(8)同賞は、原則として各年度5件迄の研究を対象とする。

(9)選考委員

選考委員長 高埜利彦 学習院大学名誉教授・日本学術会議連携会員 
選考委員 大石 学 東京学芸大学名誉教授・日本芸術文化振興会監事
  榊原 悟 岡崎市美術博物館館長・群馬県立女子大学名誉教授 
  佐藤孝之 東京大学名誉教授
  田代和生  慶應義塾大学名誉教授・日本学士院会員