日光山輪王寺宝物殿　常設展示

「十一代将軍家斉とその時代」

徳川家斉は、先代将軍の世継ぎが早くに亡くなったために御三卿・一橋家から将軍家へ養子に入り、11代将軍となりました。齢15の若き将軍は、松平定信らの補佐を請け、武家の棟梁としてあるべき姿を学びながら成長していきます。また、家斉は正室に薩摩藩主・島津重豪の娘寔子を迎えており、外様大名である島津家とのつながりを深めることとなりました。そして、政治を主導するようになった家斉のもと、将軍のお膝元、江戸の文化が興隆を迎えます。本展示では、江戸の発展の礎を築いた家斉と、それを支えた人々の一面を、作品を通してご紹介いたします。 　

会　期	2018年8月10日（金）〜10月9日（火）
展示資料	・徳川家斉像（白描） ・墨馬図 ・松の和歌 ・白川樂翁公書 ・一行　｢壺中別有日月天｣ ・領知判物（徳川家斉）