德川記念財団 |特別協力「葵の時代―徳川将軍家と美濃―」

　2016年

特別展「葵の時代―徳川将軍家と美濃―」

　美濃国における関ヶ原の戦いの勝利は、徳川家の覇権の起点となりました。その後、江戸時代になると、美濃国は数多くの大名や旗本の領地が置かれ、一国をまるごと治めるような領主は存在しませんでした。しかし、全国を治めた徳川将軍家と美濃国との結びつきは、強固なものでした。初代将軍家康の長女亀姫が嫁した奥平信昌が加納の地を治めるとともに、10万石を超える幕府直轄領が設置され、現在でも名産と知られる鮎鮨や蜂屋柿が将軍家へ献上されるなど、将軍家とは多くの繋がりがありました。幕末には、14代将軍家茂に嫁した和宮が中山道を通り、美濃国にも多くの足跡が残っています。
　本展覧会では、徳川将軍家を軸として、美濃国の江戸時代の様子を紹介いたします。

会　期	平成28年10月7日（金）～11月13日（日）
会　場	岐阜市歴史博物館
出品資料	＊当財団から下記資料を出品いたします。関ヶ原御陣之図東照大権現像東照大権霊夢像　狩野探幽訴状箱鍵訴状留白綸子地卍立涌牡丹藤模様打掛　伝和宮所用白綸子地桜梅牡丹藤原氏車模様打掛黒紅麻地雲立涌牡丹梅葵模様帷子　伝和宮所用浅葱絹縮地菊桜御所車屋形模様単衣　伝和宮所用徳川家茂像和宮婚礼調度　葵葉菊紋散花唐草蒔絵硯箱和宮婚礼調度　葵葉菊紋散花唐草蒔絵文台和宮婚礼調度　葵葉菊紋散花唐草蒔絵料紙箱旅櫛箱金糸八重桜雉子文刺繍懐紙挟・煙草入・煙管入　和宮所用金糸楓に雀模様刺繍懐紙入　和宮所用葵葉菊紋散薪絵煙管　和宮所用御所人形　葵紋付着衣座姿　和宮所用和宮親子内親王筆　徳川家茂宛書状和歌短冊「をりにあへは」葵紋長持　和宮所用葵葉菊紋油単　和宮所用　　２枚葉菊紋油単　和宮所用　　２枚袱紗　伝和宮所用　　２枚静岡藩知事任命書大礼服着用の德川家達・家正写真（複製パネル）德川家達肖像写真（複製パネル）徳川家定像
関　連	德川理事長が下記日程で講演をいたします。　10月15日（土）午後2時～3時30分　「250年の徳川の平和」　申込方法：開催日前日まで岐阜市歴史博物館へ電話で申し込み　（ただし、定員に達し次第締め切ります）