サントリー美術館で開催中の展覧会「酒呑童子ビギンズ」に出品協力しておりますのでご案内いたします。
＊会場：サントリー美術館（東京都港区赤坂 東京ミッドタウン ガレリア3階）
＊出品期間：令和7年（2025）4月29日～5月12日、5月14日～5月19日（展覧会の会期は6月15日まで）
＊出品資料：「御入輿御行列図」一巻 （第3章：婚礼調度としての酒呑童子絵巻 に展示）
種姫は、第10代将軍徳川家治（いえはる）の養女であり、松平定信の妹です。天明7年（1787）、紀州徳川家治宝（はるとみ）に嫁ぎました。
本図に描かれているのは、その際の婚礼行列です。紀州徳川家が将軍家から正室を迎えるのは、貞享2年（1685）以来のことで、江戸城から赤坂の紀州藩上屋敷まで、種姫の御輿とともに豪華な行列が続きました。
この展覧会で展示されている住吉廣行筆「酒呑童子絵巻」（ライプツィヒ本）は、種姫の嫁入り道具だったそうです。この婚礼行列の中で、ライプツィヒ本が運ばれていたかもしれません。
